【揺花草子。】

[#4393] 楔形文字。

Bさん
ハンムラビ法典ってあるじゃないですか。
Aさん
え・・・あのメソポタミアの?
Cさん
そうね。 木陰ですっぽんぽんでお昼寝するとチョー気持ちいい事でお馴染みの メソポタね。
Aさん
それはごせんぞの感想ですね。 死人が出るくらい激アツの乾季の話ですね。
Bさん
改めてハンムラビ法典、言い方によってはハムラビ法典とも言うけど、 今から3,800年ほども昔、 メソポタミア地方を治めていた古代バビロニアの 初代の統治者であるハンムラビ王によって制定された法典です。
Aさん
ふむふむ。
Cさん
完全な形で現存する法典としては世界で4番目に古いものなのだそうよ。
Aさん
もっと古いものが残ってるんですね。
Bさん
『阿部と言うキモオタは磔刑』と言う反阿部法典と言うのが古いよ。
Aさん
何でぼくに対する刑罰が何千年も昔から存在してるんだよ。 それはもう予言の類だろ。
Cさん
56億7千万年後に顕現して世界を闇に貶める存在として 語られているからね。
Aさん
何ですぼく弥勒菩薩相手に終末戦争仕掛けなきゃいけないんです?
Bさん
ま、冗談はさておき、ハンムラビ法典。 この法典の最も特徴的な、そして最もよく知られているのが 『同害報復の原則』であります。
Aさん
あぁ、うん。『目には目を歯には歯を』だね。
Cさん
どう言う事か説明してみて?
Aさん
え、だからあれですよね、 誰かから何らかの加害を受けたらそれと同じ報復を成す事で以て 加害者への刑罰にすると。
Bさん
ま、そう言う事だね。 例えば被害者が片目を潰されたら加害者に対する刑罰としても片目を奪い、 被害者が歯を折られたら加害者の歯を折る。 腕を切られたら、お金を盗まれたら、殺されたら・・・。
Aさん
んん。
Cさん
酷く残酷な法に思われるかも知れないけれども、 逆に言えば刑罰による過剰な報復を避ける、つまり 犯罪に対して刑罰の上限を定めると言う点が本来の趣旨と言われ、 近代法にも通じる精神の萌芽と見る事もできると言うわ。
Aさん
なるほどなるほど。 裁判官の気まぐれで量刑が左右されるような事がないように 罪と罰をきっちり対応付けたと言う事ですかね。
Bさん
もちろんそう。 でも被害を受けた者と同じ罰を与える事が公平でないケースもある。
Aさん
ん?
Cさん
例えば性犯罪なんてそうよね。 性加害で告発されたものに対して同じ罰を与えても むしろ喜んじゃうでしょ。
Aさん
お・おぉ・・・。
Bさん
性犯罪の刑罰が宮刑って言うんなら話は通るけど、 同害報復とは言えないよね。
Aさん
なるほど。
Bさん
ま、つまり、同害報復が常に有効な犯罪抑止策には ならない場面もあると言う事だよ。
Aさん
うーん、そうかな。
Bさん
だって阿部さんなんて 同害報復目当てで幼女を裸足でふみふみする罪とか 犯しそうだもん。
Aさん
それは業が深すぎでは!!???
 
だとしても執行者に踏まれるのでは?